然
Zen
冬の朝に肺を満たす
凛とした冷たい空気のような、
曇りのない澄んだ輝き。
意匠
デザイン設計
芯を取ったりくり抜くときに玉ねぎや鶏肉に刺さりやすい切っ先。ご家庭のまな板から出ることなく作業スペース内での取り回しのしやすさを考慮した長さ。じゃがいもなどの芽が取りやすく押し切りするときに食材に最後まで当たり易いあご先。刃と柄の重心バランスも考慮し力が伝わりやすく疲れにくい設計です。
仕上
鏡面仕上げ
刀剣のような奥行きのある光沢の鏡面仕上げの庖丁は食材の繊維を崩さずに切ることができます。また、表面に水分や汚れが残りづらくなるので錆びにくく、美しい見た目はキッチンやカウンターでのゲストの目も楽しませてくれます。
鋼材
青紙スーパー鋼
包丁の素材として使われる鋼には含まれる成分の違いで、硬さやしなやかさが異なる様々な種類があります。
鋼の中でも比較的安価に購入できる入門編の「黄紙」。家庭用として多く使われている「白紙」。プロの料理人が使用するこだわりの包丁の「青紙」。
青紙スーパーは鋼の中でも最高峰の硬度HRC67を誇ります。
更に「モリブデン」や「バナジウム」といったステンレス鋼にも使用される成分も添加されており、耐摩耗性も高いのが特長です。
非常に優れた切れ味だけでなく、少々硬い食材もものともしない耐摩耗性によって、長く最高のパフォーマンスを楽しむことができる鋼材です。
柄
水楢八角柄
北海道・日高地方の良質な水楢を札幌刃物専用に乾燥、製材、女性でも持ちやすい八角に加工して使用しております。幹や枝に含まれる水分が多く、燃えにくい楢の木の一種である水楢は、硬く、木目の綺麗な希少材として家具材やウィスキーの樽などに使われています。経年変化によって色が変わっていく様子が楽しめるのも魅力のひとつです。