霞
Kasumi
静謐さの漂う湖から立ち上る
水蒸気のような、
しっとりとした波面。
意匠
デザイン設計
芯を取ったりくり抜くときに玉ねぎや鶏肉に刺さりやすい切っ先。ご家庭のまな板から出ることなく作業スペース内での取り回しのしやすさを考慮した長さ。じゃがいもなどの芽が取りやすく押し切りするときに食材に最後まで当たり易いあご先。刃と柄の重心バランスも考慮し力が伝わりやすく疲れにくい設計です。
仕上
ダマスカス波紋仕上げ
16層に重なるステンレス積層鋼ならではの美しい波紋がうっすら と浮かんだ刃は、食材を切った際に切り口の角が立つ切れ味。使 いこみと研ぎを繰り返すことによって育っていく庖丁の表情が楽 しめる、長く愛用したい庖丁です。
鋼材
DPSゴールド積層(16層)10
鋼と鍛鉄など種類が異なる金属を多層に重ねて鍛造する積層鋼。異種金属を鍛錬し均一化することで不純物が減少し、精度の高い刀身ができます。強靭さ、錆びにくさ、切れ味の良さなど、あらゆる面で最高峰の刃物用鋼材と言われています。傷や汚れが目立ちにくく、滑り止め効果があることも魅力の一つ。
柄
水楢八角柄
北海道・日高地方の良質な水楢を札幌刃物専用に乾燥、製材、女性でも持ちやすい八角に加工して使用しております。幹や枝に含まれる水分が多く、燃えにくい楢の木の一種である水楢は、硬く、木目の綺麗な希少材として家具材やウィスキーの樽などに使われています。経年変化によって色が変わっていく様子が楽しめるのも魅力のひとつです。